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有限会社 アトラス測量 |
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2012年05月12日(土)
5月例会は落語の独演会。八戸のBeFMのパーソナリティーとして活躍する、大地球さんに高座にあがっていただいた。落語は、近世期の日本において成立し、現在まで伝承される、伝統的な話芸の一種である。生の迫力と感動を味わっていただきたいと思い企画する。 会場づくりにひと苦労。幸い、おもちゃ記念館に、畳敷きの小あがりがあったものだから、即席の寄席を設えることができた。いわゆる高座にあたる部分である。江戸時代の金屏風を配し、照明器具もセット。座布団25枚用意完了。当日は25人の聴衆が集まる。ラジカセから流れる、囃子の音とともに、大地球さんが登場。衣装がさまになっている。 演目は「幾代餅」。本題の前に、演目にかかわる小話が語られる。「枕」の部分にあたる。流れる空気を吸いとるように、自在にその場をつくる大地さん。軽妙かつ、少し毒気のある言葉に、場内が沸く。 演目の「幾代餅」を解説すると。
職人の清蔵が錦絵の花魁を見て、一目惚れ。花魁の名は、幾代太夫。清蔵は、恋煩いになり食事も喉を通らなくなる。心配した親方や女将さんが説得して金を貯めれば幾代太夫も会ってくれるはずだといって1年間清蔵は一生懸命働き13両貯める。1年後、清蔵は親方に幾代太夫に会いに行くと言うが親方は約束を忘れていて困った末吉原通の医師に同行を依頼し清蔵は幾代太夫に会うことができるが、職人という身分でなく醤油問屋の若旦那として座敷に上がる。翌朝、清蔵は花魁に今度はいつ会ってくれるのと聞かれた。清蔵は1年後の今日だと言う。花魁は、醤油問屋の若旦那がなぜと疑問を抱く。そして、清蔵は自分の本当の姿をしゃべる。花魁は、清蔵の本当の姿を知り清蔵に50両を持たせる。そして、花魁は1年後清蔵のお店を訪ね、ふたりは一緒になるというもの。ふたりでお店を持ち、幾代餅という餅を販売してこどもが3人できたという花魁幾代太夫のお話でした。
上記解説の内容を、身振り、手振りを交え、登場人物にそれぞれ成りきり、声の抑揚と、表情で演じわけていく。特に、幾代太夫が、清造にプロポーズするあたりに、クライマックスを迎える。私の涙腺も、この辺で限界に。最後は、「幾代餅」が大当たりして、成功するという、なんともハッピーエンドな落ちがつく。狭い会場に喝采の拍手が、しばらく鳴り響いた。 常々、心のビタミン、すなわち栄養が大事だと思っているが、きょうは、いい補給ができました。 大地球さんにおかれましては、本業のラジオでの活躍、さらに落語の話芸を磨いていただいて、八戸市民を喜ばせていただきたと思います。 ほんじつはありがとうございました。
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