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有限会社 アトラス測量 |
〒039-1166
青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
TEL:0178-44-0333
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E-Mail:
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2011年02月27日(日)
中心街活性化の起爆剤になるであろう、「はっち」が2月11日にオープンした。セレモニーに多くの報道が詰めかけ、たくさんの市民がかけつけた様子がうかがえた。市民は久しぶりのお祝いムードに沸いた。 開館して1週間になるが、中心街の人通りが幾分増えたような気がする。確実に効果は出ているようだ。しかし、一部の商店街の方にお話を聞いたが、客足までにはあまり結びついていないようだ。でもまだ始まったばかり。時間をかけて見守るしかない。地域は市民の意識以上には良くならないと思っている。はっちを活かすのも、これからの市民力にかかっていると思う。 行政はどう関わるべきか。年間の維持費だけでも数億円規模。民間企業であれば、いきなり経営難であることを頭に入れていだだきたい。 奇しくも、朝刊に田向地区へのイオン参入の記事がのっていた。コンパクトシティを目指して、平成18年にまちづくり三法(中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法、都市計画法)が閣議決定されている。人口減少社会到来にむけコンパクトで、にぎわいのあるまちづくりをビジョンに掲げられている。行政コストを抑制するため、郊外開発をおさえ、都市機能を中心街に集約していく考えの基につくられている。しかし、今回の田向地区への出店は、一部の組合の経営破綻救済の意味合いが強く、まちづくり三法とは、穴だらけのザル法と言わざるをえない。政治的には前市長、現職とも大型店舗の出店を見合わせた経緯がある。それにもかかわらずわざわざ用途地域を変えてまでも立地を強力に推進。 個人的には、買い物できるお店が増えるので歓迎であるが、中心街にわざわざ数四十数億円も投入しておきながら、一方で規制が強化されている郊外大型店舗を誘致するとなると、単純に考えて少し矛盾があるような気がする。大義名分はあると思うのだが、十分に議論されたのか?市民が置き去りになってはならないと思う。 市民に解りにくい議会について、特集した記事の連載に注目している。将来にかかわる町づくりの問題を、どのように採決しているのか、市民がもっと関心を持つべきであると思う。ようは市政と議会に将来の八戸のビジョンが描けているのかが注目される。市民の声が反映された結果であれば仕方がないが、あらかじめ方向づけされた議題がスルーするようであれば、今の議員数が果たして必要なのかも疑問を持たなければならない。 多額の公費が使われている現状を踏まえ、市民の声をいかに届けるかのか?くしくもその選択にあたる、統一地方選挙が近づいている。くれぐれも貴重な1票を行使して、将来を託す議員を良く吟味して決めたいと思う。 選挙が始まったら、個々の‘ビジョン’に耳を傾けたい。
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