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有限会社 アトラス測量 |
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青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
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オールデイズ古間木 序章 三沢市協働のまちづくり事業
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2010年10月25日(月)
最初に、「古間木」(ふるまぎ)と聞いて思い浮かんだのが、寺山修司が小学から中学までの多感な時期を過ごした場所、になるだろうか。寺山の目には、古間木の倉庫群や工場、商店街が、自分の故郷の原風景として残っていたに違いない。 現に、秘密基地的要素のある倉庫群は、寺山にとって格好の遊び場だったのかもしれない。その体験が幻想的な異空間である、天井桟敷の誕生に繋がったことは間違いないだろう。
最初に、オールディズ古間木のまちづくり企画への参加要請があった時、承諾の返事に迷いはなかった。古牧温泉を含めた、古間木周辺の街並みを気に入っていたからだ。 学生時代より、訪ね歩くのは、明るさと発展とは、正反対の古びた街ばかり。ゆえに古いおもちゃ群を探していた習性が、DNAにまで染み付いているのである。(科学的根拠はないが) 今回の石岡商店倉庫群に出会い、学生時代より各地の古びた街を巡った懐かしい記憶が蘇ってきた。 少し離れると三沢の地にも大型ショピングセンターの足音が響いてきている。繁栄と衰退が同居している街。古間木は残念ながら後者のようだ。 しかし、この地の空気や風景は、少し違っていた。まるで昭和に戻ったような錯覚すら覚える異空間。建物群は当時のまま手を加えていない。だが、妙に新鮮に思えるのは気のせいか?今この瞬間に、どこからか寺山のはにかむ笑い声が聞こえてきそうだ。
今回のイベントの場所選びに際し、ギリギリまで会場が決まらなかったようだ。担当者の狼狽ぶりが想像できるだろう。企画ばかりが先行するのに、会場が決まらないのでは・・・・・だ。 開催10日前にやっと持ち主に会い、倉庫群に案内された瞬間、担当者はおもわずその場に立ち尽くし、号泣したそうである。やっと見つかったという安堵感と、倉庫群のノスタルジー溢れる荘厳さに涙腺が緩んだのでは。僕だって泣いたと思うな。 10月24日のイベントに向けて、急ピッチに動く。まるで怒涛の如くゴールになだれ込むサッカー選手のように・・・・・。
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