|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
有限会社 アトラス測量 |
〒039-1166
青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
TEL:0178-44-0333
FAX:0178-44-0659
E-Mail:
|
|
|
|
|
|
2010年09月16日(木)
毎回例会にはせ参じる者は、一つの部門を持ったひとかどの者なり。そのいいものを吸い上げて、地域に下ろしていく目的を持ち、例会を始めたのである。それも狭い一人よがりでなしに、常に全国的視野に立って八戸を見つめていこうと.....。 毎回17、8人の兵どもが終結し、熱い議論を交わし、友情を深めていく。年齢、学歴、社会的地位、職業のとりでを外し、同じ目線で、仲間として集うことの意義深さ。 普段ではなかなかお話できる機会が少ないような方々も、喜んで参加してくれる。口々に楽しかったと言ってくれる。その先には、飾り気がなく、決して話し上手とは言えない内容だが、どこか魅力のある講師陣に惹きつけられるのである。。今回の講師は安田コレクションの重鎮下川原さんだ。八戸キャニオンで働いている。今回は八戸が世界に誇る石灰にまつわる貴重な話しを聞くことができた。名づけて「八戸版プロジェクトX」。 住宅街の地下10mの深さに、8kmに渡ってベルトコンベアーが造られていることを何人の方が知っているだろうか?途中で分岐して八戸セメントと専用埠頭まで運ばれている。以前大字妙付近の謄本を取り寄せると、地役権が設定になっていたので、初めて存在を知ることとなる。埠頭からは、八戸丸にて片道22時間かけ、2,200トンもの石灰石を運航している。湊方面にて道路の上を渡り廊下のような施設が、埠頭に延びているのを見たことがあるのではないだろうか。あの中をベルトコンベアが走っているのだ。 実に自然環境と生活環境に配慮した郵送設備である。それまでは、今の新井田の塩入橋付近から松館方面に向けて、「トロッコ」が走っていた。私がこどもの頃、田んぼに向う途中見た記憶がある。トロッコに」よる石灰石運搬は昭和48年まで続いたそうだ。 八戸キャニオンは露天堀工法で海抜200m近くまで掘り下げられている。その際に、プレスプリッテイング法により発破が仕掛けられている。お昼の12時10分にする爆音を聞いたかたもいるのでは。 発破後、110トンクラスの積み込み重機で石灰を積む。敷地内を50トンクラスの超大型ダンプが走っているそうだ。この重機類は陸上輸送できないので、部品で集められ、現場で組み立てられるそうである。1台のお値段はなんと数億円。スケールが違う。講師はここで大型重機のオペレーターをしている方だ。一企業の話をブログに載せることに少し躊躇しましたが、この場所は観光名所にもなっており、海から拓けた八戸の産業史を語る上で大変重要な位置にあるので、公開することにした。 安田コレクションとしては、地域のことを深く掘り下げ、個々に研究していただくことを念頭に行っているので、大変有意義な講演であった。講師の手書きの資料に温かさと、力強さを感じた。生涯初めての講演とあって緊張されたと思うが、人前で話すことにより、いろんな意味でプラスになっていくのではないか。メンバーの資質向上を目指し、全員講演ができる会に仕立てていきたいと思う。 来賓八戸ペンクラブ会長堀徳郎先生。参加人数17名。
|
|
|
|
|
|