昼食後はいよいよオリエンテーリングである。地図と宝物のありかのヒントを携え、いざ出発。熱中症がこわいので、水分補給と塩アメの補給をさせながら、小走りにかけだす。仕事がら地図を解読するのが得意分野であるが、途中道に迷い、とんでもない方へ誤って進んでしまった。地図と実際の道路が違うのである。途中坂道を下って行くと、道路も狭く、暗くなってきた。スズメバチも確認したので、その場を静かに引き返す。こどもたちにも焦りと疲れが見える。(もう少しわかりやすい地図じゃないと少し危険ですね)
他の班は、がけ地に踏み込み、大人が足にスリ傷を負った。まさにサバイバルゲームである。思いがけないスリリングな展開のおかげで、逆にこどもたちがまとまり、最後は知恵を出しあいながら無事時間内に戻ることができたと思う。人生同様、そう簡単にはいかないのである。失敗や挫折もつきものと思い長い目でみていきましょう。当然、お宝を探すどころではなかったが、かなり苦い、思い出に残る体験事業となった。これで最後の体験が終了した。
最後の担当者の挨拶が印象に残る。「こどもたちに大きな声を出して、言うことをきかせる事は簡単なことだ。しかし、ゆめみらいの主旨はこどもと同じ目線で向き合うことにある」。自分の身にもしみる、なんとも重い言葉であるな。反省・・・・。