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有限会社 アトラス測量 |
〒039-1166
青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
TEL:0178-44-0333
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E-Mail:
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2008年08月17日(日)
今年のお盆休みは五日間あったが、親類や知人が入院していたため病院と家の往復の毎日であった。いつもはせわしなく親戚回りをしたり、買い物と仕事以上に忙しかったのだが、今年はのんびりとした盆休みであった。病院に付き添いでいたのだが、看護師さんの活躍は凄いものがある。あのモチベーションの高さはどこからくるのだろうか。県立系の設備の整った地方病院であるが、先生をはじめスタッフの皆さんのプロ意識の高さに感心する。地方病院の深刻な医師不足が問題になっているなか、人手の足りない部分をチームワークで補い、気持ちのこもった看護に感謝の気持ちでいっぱいである。地方がこれから対峙する少子高齢化の波に直面するに当たり、地方病院の活躍と存在意義がますます高まっていくのではないか。しかし、ニーズに逆行し、産婦人科と麻酔科医、小児科医の成り手が少ないそうだ。ある地方病院では、麻酔科医を高額な報酬で募集するニュースをみた。そこまで深刻な医師不足である。勤務が過酷なうえ、訴訟に発展しやすい産婦人科医もあいかわらず不人気だそうだ。小児医療は、病気の見極めが難しく判断ミスを招きやすいので、敬遠されるそうである。さらに、人手がないので一人に対する負担が大きく、信じ難いが過労死する医師もいるそうである。過労から医療ミスを起こすケースもあるそうだ。全国的に人口減が問題になっているが、早期に安心して子どもたちを生み育てることが出来る環境を整えないと、ますます少子化の歯止めがきかなくなるのではないか。今後、地方医療がどうなっていくのか?私たちに何かできないのか。早期に考えなくては大変なことになるのではと思うのである。さて国政選挙が近いが、次の選挙では地方に暮らす人々が安心して暮らし、充実した医療を受けられるようなしっかりとしたビジョンを持つ政党を真剣に選びたいと思う。連日ニュースで流れる官僚や政治家の倫理観の無さに、耳を疑うどころか、怒りがこみ上げてくる。日本人の恥である。ここまで政治がおかしくなってくれば、そろそろ国民も無関心ではいられまい。若者の投票率アップで真剣な国づくりをしていかないと、この国の未来は無いのではないか。さすがに、もう限界に来ているようだ。病院に5日間通い、様々な人間模様を垣間見て、将来を非常に憂いるのである。我欲だけは一人前の一部の悪徳官僚や無策な政治家に、地方はこのまま切り捨てられるのか。早急に医師不足の解消、医療費負担の見直し等の方策打ち出していただきたい。今のままでは、家族の将来を考えるととても不安になる。笑い事では済まされない、どの家庭にも忍び寄る切実な問題である。決して人ごとではないのだ。明日はわが身だと痛切に感じた。生まれ来る子供たちのために何ができるのか!官僚や政治家に期待するのでは無く、自分たちでできることをすべきだと感じる。病気予防を含めた健康管理学、突然やってくる病気に対する家庭の経済対策を真剣に考える時がきたようである。先ずはできることからこつこつ始めたいと思う。自省の念に駆られる、貴重なお盆休みであったことは間違いない。
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