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有限会社 アトラス測量 |
〒039-1166
青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
TEL:0178-44-0333
FAX:0178-44-0659
E-Mail:
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2008年05月22日(木)
5月12日中国四川省を震源地とする、マグニチュード8.0、震源の深さ10kmの巨大地震が発生した。阪神大震災の10倍の破壊力があるそうである。連日生き埋めになった人たちの救出作業が報じられるが、生き埋めになった人たちを救えるリミットが60時間前後なので、生存者がいる可能性は極めて低いそうだ。特に、学校などの公共施設の倒壊が多い。子どもたちが生き埋めになっている。親の気持ちを考えると、声がするのに救えない絶望感は想像を絶する過酷なものがある。この地震に思うのは、耐震設計のありかたと施工業者の品質管理である。壊れ方からすると推測であるが、設計の段階で耐震強度をクリアしていないと思われる。更に、業者の手抜き工事が重なれば目もあてられない。私たちも日頃、擁壁等の設計をするが、大変厳しい建築確認(姉歯事件以降)をパスし、完成検査を受けてお客様に納品するシステムをとっている。日本は地震大国なので、必ず設計で地震力(水平力1.5)を考慮する。地震が無ければ考えなくてもいい数字であるが、この値により鉄筋の太さや、部材の厚みに反映されるてくるのだ。特に、私は元建設会社で現場代理人を経験しているので、工事監理も請け負い、極力現場に出向き品質施工監理のアドバイスをするようにしている。私の考えは設計で終わりということではなく、お客様に品質管理の行き届いた、現物を納品して初めて設計者の責任が果たせると思っている。徹底した現場主義です。現場は生き物だから、変更設計も頭に入れ行動しています。机上では何も答えが出ないと思っている。今後も現場と向き合い、地震がきても倒壊しない構造物の設計に、取り組んでいきたいと思っている。最近コンビニのカウンターに、四川省地震救済の募金箱が設置された。買い物をするたびに、お釣りを入れるようにしている。微力ではありますが、中国四川省の1日でも早い復興を願っています。
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