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有限会社 アトラス測量 |
〒039-1166
青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
TEL:0178-44-0333
FAX:0178-44-0659
E-Mail:
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2007年06月26日(火)
高さのある盛土の必要な造成計画を設計中であるが、擁壁の安定計算が厄介である。安定計算は、「滑動に対する安定」「転倒に対する安定」 「地盤の支持力に対する安定」などを考慮しなければならない。八戸地方は通称「がんべ土」と呼ばれる粘性土が特徴で、長期的には安定に対する支持力を期待できない土なのだ。スエーデン式サウンディング試験や平板載過試験の結果をみても、許容支持力があまりでない。そこで、土の置き換え工法や地盤のセメント安定処理、コンクリートパイルを打ち込んで支持地盤まで到達させるなどの方法をとるのが一般てきである。地形や地下水の有無、活加重の有無、載下加重の有無でも構造がかわってくる。複雑な計算が多く、大概は擁壁の上に建物を建てるケースが多いので、いい加減な設計はできない。いつも高さとボーリングデータとの戦いである。特に地形により逆L型擁壁の設計が大変である。滑動に対して非常に不安定なので、構造を工夫しなければならない。近い将来劇的な技術の進歩が訪れることを、期待している。
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