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有限会社 アトラス測量 |
〒039-1166
青森県八戸市根城五丁目
12番26号(裁判所前)
TEL:0178-44-0333
FAX:0178-44-0659
E-Mail:
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2007年06月09日(土)
青森県立郷土館で行われた、北東北自然史博物館共同展のセレモニーに出席した。青森県教育長の挨拶とご来賓の祝辞と続き、テープカットで 閉会した。そのあと各学芸員さんの展示ごとの解説を聞くことができた。今回の展示に島口学芸員さんが10年かけて研磨したイワキサンクジラの巨大な骨も展示されている。泥が固いので、手での研磨は1日2時間が限界だそうである。他においらせ町の中学校の理科の実習中に発見された、12万年前のニホンジカの化石の展示も興味深い。この発掘も島口さんが手がけたそうで、土が付いた状態で持ち帰り、泥を落としながら保存用の薬を上から塗って仕上げるそうである。骨の化石は泥を落とすと直ぐ風化し、処理しないとボロボロになるそうである。私たちは、きれいに仕上げた化石しか見たことがないが、陰では地道な努力があるのである。 1978年日本初の恐竜が岩泉町茂師で発見される。モシリュウと呼ばれる骨から、大昔北上山地が大陸の一部であったことがわかる。八戸でも市川方面で貝の化石がいくらでも採取できる場所があるそうだ。島口さんにそっと場所を聞きだし、発掘に行ってみたい。
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北東北は太平洋と日本海側で「植物相=フロラ」に違いがあるそうだ。ブナのサンプルを良く見ると葉の形にあきらかな違いがある。あと笹にも大きな特色がある。「ミヤコザサ」と「チシマザサ」の2種類あるそうで、大きな違いがある。良くタケノコとして食されているのが、チシマザサで積雪の多い地域に生える特色がある。ミヤコザサは北海道南部・本州の太平洋側と四国・九州地方に分布し積雪50cm以下の地域に生育する。青森県では八戸地方のみで確認できるそうなので、探し出して違いを見比べてみれば面白いと思う。ミヤコザサの特徴は、長さが最大で80cmと短く、太さも数ミリほどで、節が丸く膨らむ特徴がある。
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後半山内さんの昆虫の話に聞き入った。山内さんは、新種の昆虫を発見し学名に自分の名前がついているそうである。白神山地の山奥で、移動範囲の狭い3ミリ程度のゴミムシの仲間を良く発見できたものである。青森県には、13種類のクワガタムシが存在するそうである。私もクワガタが大好きでよく採取するが、大人になってもやめられない。山内さんに、八戸でミヤマクワガタが採取できる地域を聞き出した。オオクワガタは十和田方面に多いそうである。「ジュースの販売機に飲みにくるよ」冗談に聞こえるが、研究では販売機が発する光の周波数にクワガタが反応するそうだ。だが、メーカーによって好き嫌いがあるそうだ。山内さんは赤い・・・機と言っていたので、もしやあれか・・・・・。 今年の夏も忙しくなりそうだ。
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