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有限会社 アトラス測量 |
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2010年08月08日(日)
八戸工大一高が夏の大会初勝利をあげる。序盤エラーで堅苦しさが見えたが、中山投手の気迫あふれる強気の攻めでピンチを脱する。とにかく香川代表の英明は、積極的にバットを振ってくる。みていて気持ちいいぐらいだった。当てるのではなく、強く振り切るを信条としていると思う。高校生らしくて清清しささえ感じた。しかし、結果的に強攻策が少し裏目に出た感がある。逆を返せば、ハートの弱い投手であれば、一気に畳み掛けられ、2ケタ得点されてもおかしくない状況だった。むこうのバッターより、さらに上回る気迫溢れる内角攻めは圧巻だった。高校生であれだけ強気でせめ続けるには、並大抵の精神力では無理である。 ちょっと球数が多いのが気になるが、それだけ向こうのバッターの猛迫を凌いだ結果でしょう。攻撃では一高らしい機動力をからめた攻めが功を奏した。足の速いバッターを揃えているので、相手投手も集中力が切れて、ついつい甘い球が多くなる。2番藤田選手はすかさず甘い球を高々と弾き返し、3点目をもぎ取る。4番田中君もしぶとく1,2塁間を抜けた。中盤4点を献上した。さすがは強力英明打線。しかし4点で食い止めたことが、終盤の攻撃につながる。 8回チャンスが巡ってきた。先頭藤田君が中前打。そして、今日最も重要なバッターが佐々木周平だ。勝利を導く1球をあげるとしたら、佐々木君の強行をあげよう。1点を欲しい場面なのでサインはバントであったと思う。しかし、極端な前進守備が目に入り、監督の指示とは違うヒッティングをしかけたのである。極端なセカンドのグローブを弾き、敵失を誘う。これでノーアウト1、2塁となる。日頃から選手自身の判断を重んじる野球。監督と選手の信頼がないと、とてもできないプレーである。さらに、1アウト2,3塁で予想されるスクイズをしかけなかった。1点を取りに行っていたら、恐らくスクイズを外されてサードランナーがアウトになる可能性も十分あった。しかし、長谷川監督は落ち着いていた。この打席の判断が、6番中村のタイムリースリーベースに結実するのである。さらに圧巻はスリーバントスクイズを決行したことである。セオリーどうりなら、スクイズ無いと判断する場面である。しかし、1チャンスを確実にものにした。野球人として、あっと驚くような采配に思えるが、ようは選手との信頼関係の賜物だと思う。
今日の野球は全く新しい、近代野球の記念すべき始まりの日であると思う。我が青森県の選手たちが誇らしく思えた最高の日でもあった。
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